Qustodioの代替品となる4つペアレンタルコントロールアプリ
Qustodioの代替品
・カテゴリ: ペアレンタルコントロール
ペアレンタルコントロールソフトウェアは、第2者(その中で主に子供が対象。またこの記事の本文内でも子供とします)のインターネットからの脅威を防ぐのに特化したソフトです。 子供が性的なコンテンツに触れないように防御したり、サイトの使用時間や履歴が見られたりします。 ここではQustodioやQustodioの代替品となるソフトを紹介します。
Qustodioとは
Qustodioは他のペアレンタルコントロールソフトウェアと同じように、親と子供の端末のインストールして使用できるようになります。
子供のAndroidやiOS搭載のスマホ端末のみならずKindleや、MacにWindowsと言ったパソコン端末まで確認が出来ます。(但し後述しますが使える機能に制限があります。)
アプリ毎に使用制限を掛けられる事が可能で、YouTubeやFacebook、InstagramやTwitterにWhatsApの使用時間が把握できます。
なお曜日ごとに端末の使用時間の制限を掛ける事が可能です。
長所としては30日間分の子供の使用履歴を毎日もしくは、毎週通知で確認できる点。
短所としては端末ごとに出来る事に違いがあり、特に電話やメッセージを送っている相手の情報、SMSのメッセージ内容が把握できる機能。また何かあった時に緊急メッセージが送れるSOSボタン。これらがAndroidのみ仕様搭載なのは難点だと考えます。
Androidユーザーに特化していると考えて良いもしれません。
費用はSサイズプランなら1年に$54,95(執筆時点のレートでは5,922円ほど)で最大5台分の端末が管理可能。 Mサイズプランなら1年に$96,95(執筆時点のレートでは10,528円ほど)で最大10台分の端末が管理可能。 となっています。
Qustodioの代替案として4つのアプリ
1.FamiSafe
FamiSafeはアプリの使用時間が見れたり、特定のアプリの使用ブロックのみではなく、子供自身がアンイストールしたアプリの確認も可能です。
また保存されているファイルも含み、性的な画像がないかチェックし、発見したら親の端末に通知。
InstagramやTwitter、WhatsAppやSMSなど主要メッセンジャーにて、いかがわしかったり暴力的なメッセージがないかチェックします。
長所としてはYouTubeモニターとして、動画閲覧履歴だけでなくいいねやコメント。また投稿した動画も監視可能な事。
短所としては広告には対応しておらず、いかがわしい内容を連想させるものはブロックできない事。
費用は月間プランで1,980円で最大3台分のデバイスが監視可能。年間プランは8,980円で最大30台分可能などです。
2.ESET Parental Control for Android
細やかなブロック設定が可能で、例えばWebサイトなら「遮断」設定だとアクセス自体のブロックもしくは監視。「セーフサーチの適用」設定では検索結果自体から表示させない事が出来ます。
長所としては無料版でもアプリ管理機能や一日のアプリ使用制限が出来たりなど様々な機能が使える事。(ウェブコンテンツ制限は有料版からとなっています。)
短所としては、アプリの利用やサイト閲覧に制限特化されており、メッセージ検出機能が無いことです。
費用は1台では1カ月で300円。1年で4,500円(100円お得)。3年間では6,000円(一ヶ月プランで3年間払い続けた場合7,800円お得)。
3台の場合は1年で5,600円など少し変則的です。
3.BitDefender Total Security
セキュリティソフトとして力を入れており、ランサムウェアやマルウェアなどからのブロック。専用ブラウザーで個人情報の不正な抜き出しから守るなどしています。
ペアレンタルコントロールソフトウェアとしては、利用時間の制限やサイトをブロックリストに登録したり、逆に見せても良いと判断したサイトはホワイトリストに登録できます。
長所としてはセキュリティソフトと見ても一見の使用価値ありと思わせるほど充実している事。
短所としては強いて言うなら、セキュリティソフトの衝突を避けるため、試しに使うとしても使用しているセキュリティソフトをアインストールしなければならない事。その為ウィルスチェックの誤作動で、以前のセキュリティソフトではウィルス判定されていなかったデータが判断され、削除される可能性がある事です。
費用は一年間で7,399円で端末5台分まで対応しています。なお30日間無料体験可能です。
4. F-Secure モバイルセキュリティ for Android
BitDefender Total Securityと同じようにセキュリティソフトが一緒になったタイプで、機能はペアレンタルコントロールソフトウェアとしても大凡一緒です。
紛失・盗難に遭った際に、F-Secure モバイルセキュリティが削除や終了されるのをパスワードで保護するAnti-Exit。
ペアレンタルコントロールとしての機能としては、アダルトやチャット、武器にWebメールなどでカテゴリー分けがされており、親の判断で刺激的なコンテンツを見せないように防御が可能です。
長所としてはGoogleChromeのみならず、他のブラウザも保護される事。
短所としてはバッテリー消費を抑える為とは言え、アプリのインストールやSDカードの中身を見た時だけスキャンするので、セキュリティ面で若干の不安が感じるかもしれない事です。
費用は1年版が3,500円で、2年版が5,250円(税込) となっています。
QustodioやQustodioの代替品となる4つペアレンタルコントロールソフトウェアを紹介していきましたが、何か興味のあるものは見つかりましたでしょうか? ソフトの力に頼る事で、子供に健やかなインターネットライフを送らせて下さい。
熊井 桜
編集長