ネット発被害の解説とFamiSafeで出来る10のガード方法
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オンライン安全のために子供たちが直面しているネットの危険性や、子供のオンライン安全の為にFamiSafeで出来る10のやり方を紹介します。 日本は安全な国だと言われていますが、ネット上では国内の子供であろうと、危険に巻き込まれる可能性が十分にあります。
子供たちが直面しているオンライン リスクは何ですか?
SNSなどで過激な要求をしてくる
TwitterやInstagram、Facebookなどの主要SNS。さらにWhatsAppやSMSなどと言ったメッセンジャーアプリなどを使って、オンラインを通じて知り合った大人が過激な要求をしてきます。 例えば自撮りの裸画像を送るように言ったり、支払い請求をしたりと言った被害があります。(なお裸画像は女子だけではなく、男子にも被害が及んでいます。) 子供達は判断能力が乏しい他に、仲良くなった人に悪いと思って要求を飲んでしまうようです。
動画サイトで刺激的な内容を見る
迷惑系Youtuberやアダルト系・暴力的だったり刺激的な内容など、Youtubeやニコニコ動画などで見せられる可能性があり、実際に被害が報告されています。 もちろん各動画サイトでガイドラインが設けられていますが、おすすめ動画など抜け穴はありますし、オンライン安全度が高いとは言えません。
リアルの世界に発展する
残念ながらネットだけではなくリアルの被害に及ぶ可能性もあります。SNSなどで知り合った男性に誘拐・監禁された事件が日本でも行われているのです。 こう言った犯罪の予兆としては、子供がネット上で悩みを投稿した所「相談に乗ろうか?」と複数の男性から声を掛けられ、その中の一人に直で二人きりで会おうと話になって、これらに巻き込まれたと言うのがあります。 主に中高生に及ぶようですが、小学生も対象とされる事が多く買春や殺害事件にまで発展する事もあります。
子供のオンライン安全を守るためにFamiSafeがどのように役立つか
- 子供が保存しているデータの中にポルノ画像があれば、親に通知が届きます。また画像自体を直接デバイスに届くので確認が取れます。例えばそれは大人のヌードかもしれませんし、子供がふざけて自分を撮ったものかもしれません。
- 閲覧しているWebサイトに性的であったり攻撃的であったり、もしくはタバコやギャンブルなど刺激的な内容を含むキーワードがあれば、即座にサイト閲覧をブロックしてくれます。 ポルノ画像を子供が保存するのを防いでくれますし、Googleなどのセーフコンテンツではカバーしきれない部分をガードしてくれることが期待できます。
- 必要に応じてブロックしたいキーワードを追加することが出来ます。例えば迷惑系YouTuberの名前を入力するなど、日々更新されるオンライン安全情報に合わせて親が適切に対処出来ると言うわけです。
- スクリーンタイム機能でアプリの利用時間が確認できます。これはiPhoneにも搭載されている機能ですが、Androidでもこれが使用可能なのです。しかも最近インストールしたアプリや現在よく使っているアプリも表示してくれます。
- 位置情報追跡で今子供がどこにいるのか?地図上で確認できます。親はFamisafeのサイトやスマートフォン端末で見る事が可能と仕事中にも見れたり、場所を選ばないのが便利です。しかもジオフェンスと言って、登録した場所から出入りしたら通知が届きます。
- TwitterやInstagram、Facebookなどの使用SNS。さらにWhatsAppやSMSなどと言ったメッセンジャーアプリでのやり取りで怪しいキーワードを発見したら警告してくれます。 これらはどちらかと言うとサイトのように開かれたものではなく、クローズドな空間なのでだからこそこの機能は強力と言えます。
- ウェブサイトの閲覧履歴が見れたり、またサイトのブロックのみだけではなくホワイトリストと言って、逆に見せても良いサイトを指定できます。 例えば学校の宿題で戦争の歴史について調べなさいと出た時、政府や大学などが作っている関連サイトをホワイトリストに登録すれば、オンライン安全が保たれたまま閲覧出来るわけです。
- Youtubeの危険性から守る事が出来ます。YoutubeにはYoutubeKidsと言う子供用のものがありますが、それを通さず見ている人が大多数だと思います。 なのでFamisafeではオンライン安全のために不適切な動画がないかチェックしたり、さらに子供が購読やイイねやコメントしたりした動画を親自身が監視する事が出来ます。
- インストールされてあるアプリの使用時間が見れたりするだけでなく、アンインストールしたアプリも確認可能です。 Famisafeや他の位置情報共有アプリを場合によっては削除しているのかもしれませんし、そう言うチェックもできるのでオンライン安全が保たれます。
- GoogleChromeのシークレットモードやSafariのプライベートブラウズでサイトを見ると、通常は閲覧履歴が残らないのですがfamisafeを通して見たらこれらの履歴もバッチリ確認できます。
「自分の自分で守る」と言う言葉がありますが、誰かがその知識を教えたりカバーしたりしないといけません。 オンライン安全はネットリテラシーを身につけてこそ、初めて成り立つものだと大人も改めて認識したい所です。
熊井 桜
編集長