スクリーンタイムの説明と豊富な機能の使用方法
2018年9月以降に提供されたiOS12以降の、iPhoneで搭載されたスクリーンタイムの使用方法を紹介します。 きちんと説明しているものは一部ですが、少しでも参考になると幸いです。
iOS12でスクリーンタイムを使用する方法
スクリーンタイムとは?
スクリーンタイムとは、使用アプリやサイトの閲覧時間を把握できたり、また時間制限を掛けられる機能です。 iOS12以降のものが使われているiPhoneやiPadで利用することが出来ます。 秒や時間単位で測ることも可能で、使い過ぎを把握したりなど客観的に分析できます。 また自分だけでなく子供のデバイス状況の確認や、課金させない設定も出来ます。 そのスクリーンタイムの各使用方法を下記で紹介します。
スクリーンタイム使用は子供のAppleIDがあるのが前提
スクリーンタイムを使用するには、子供のAppleIDを作成し子供のiPhoneに登録する必要があります。 ただし13歳未満の子供は作成出来ない事になっているので、その場合は親が作成します。 ・スクリーンタイムにはパスコードの入力が求められます ホーム画面でのアプリ一覧から「設定」をタップし、一覧の項目から「スクリーンタイム」の欄を選択して下さい。 今度は「スクリーンタイムをオンにする」を押すと、初めてスクリーンタイムを触った場合説明が表示され、続いて「続ける」→「これは子供用のiPhoneです」の順にタップします。 すると休止時間など様々な設定が求められますが、ひとまず「あとで行う」を選び後から設定を行いましょう。 なおパスコードを作成する必要がありますが、誕生日など子供でも簡単に推測されてしまうものは避けて入力して下さい。
iPadを制御中でも使えるアプリを設定する
位置情報サービスなど、休止時間帯中であっても使えるアプリが設定出来ます。 「これは子供用のiPadです」を選択し「常に許可」を押すと、アプリ一覧が出てきますので各アプリ名をタップして左側が「-」から「+」に変えると、iPadを制御中でも使えるアプリとして使えます。
スクリーンタイムで休止時間を設定する
スクリーンタイム内の一覧から「休止時間」をタップすると、アプリを使用不可能にさせておきたい時間帯を設定できます。(なお災害伝言用アプリなど、緊急の時に使っておきたいアプリは除外可能です。) 右にスワイプすると休止時間帯を入力することが可能で、開始と終了それぞれに時間を設定できます。 なお設定した後、開始時間5分前に通知でお知らせしてくれます。この時間帯はアプリからの通知が届かなくなるので、例えばLINEからのメッセージも表示されません。(なお曜日ごとの設定も可能です)
スクリーンタイムをオンにしても常に使用を許可するアプリを選択する
災害伝言用アプリなど、スクリーンタイムをオンにしても常に使用状態にさせておきたいアプリの追加方法を紹介します。 先程の「これは子供用のiPhoneです」を選択したばかりの画面で、一覧に「休止時間」と書いてある下に「常に許可」と書かれてある欄があるのでタップして下さい。 すると使用アプリ一覧が出るので、各アプリの左側に「+」マークがあるので、そこをタップし「-」に変えます。 この事でスクリーンタイムをオンにしても常にアプリを使用する事が可能になります。
スクリーンタイムでアプリに使用時間制限をかける
上ではスクリーンタイムで休止時間帯の設定方法を紹介しましたが、ここではスクリーンタイムでアプリに使用時間制限をかける方法を解説します。例えばSNS使用を1時間までとしたい場合、この方法が役立ちます。 休止時間の設定が終わると、画面が自動的に「App使用時間の制限」に変わるので「制限を追加」をタップします。 「すべてのApp及びアプリ」や「SNS」、「ゲーム」などでカテゴリー分けされたり、個別のアプリごとに表示されているので、この状態で制限ができるようになります。 それぞれのカテゴリーの右端の「>」、もしくはアプリ名をタップすると制限がかけられます。 時間を入力し「追加」ボタンをタップすると設定が完了で、続いて「制限を追加」を押すと他のアプリ制限が可能です。
スクリーンタイムで課金を制限する
続いてスクリーンタイムで課金を制限する方法を解説します。 やり方は同じ様にスクリーンタイム内で「コンテンツとプライバシーの制限」の項目をタップ。 「iTunesおよびApp Storeでの購入」→「App内課金」の順にタップすると、「許可しない」に変えられます。
ちなみにスクリーンタイムをオフにすると
スクリーンタイムをオフにすると、サイトやアプリの利用制限をする事が不可能になるどころか、今までのデータも消去されます。 ですのでパスコードは簡単に推測されないものにしましょう。
FamiSafeを使用して、iPad利用時間とアプリの利用状況を管理
スクリーンタイムでなくても、「Famisafe」と言うアプリでこれらの設定が可能です。 famisafeではスクリーンタイムと同様に、アプリの利用時間やブロック。また危険なサイトの閲覧禁止も出来ます。 さらにスクリーンタイムにはない機能として、ポルノ画像の検出及び親のiPhoneへの通知があります。 スクリーンタイムはあくまでアダルト含む危険サイトのブロックに対して、こちらは保存している写真含めて検出されます。 またコメントしたりイイねした動画もチェック可能する事も可能です。 そこに不審なワードがあったら、通知してくれるのもスクリーンタイムにはない機能となります。
スクリーンタイムには様々な機能があります。 とは言えスクリーンタイムだけではなく、こう言った見守りアプリを入れるとより安全に子供のデバイスから、使用状況の追跡が出来ます。 またiOS12以降じゃないのでスクリーンタイムが使えない方もいると思うので、その際はFamisafeが便利です。
熊井 桜
編集長