学校でのいじめに対する解決策
学校でのいじめに対する解決策
2019年度に全国の小中高校などでいじめを認知した学校は、全体の82.6%で過去最多になっております。さらに早期発見や報告を学校に求める「いじめ防止対策推進法」が施行された13年度と比べて30.8ポイント増えております。
昔に比べいじめに対してより敏感になっているということももちろんありますが、それにしても大幅増加になっております。
コロナウィルスのクラスメイトと話すことも減り、より相手の感情を目で見て反応を確認していた昔とはその影響は大きくなっているのかもしれません。
いじめの実態を大人の人が把握することは大変むずかしい状況になっていることをご存じでしょうか。
原因としては、スマホやSNSの普及があります。今は子供にスマホを持たせるのは当たり前となっております。
逆に持っていないと友達から村八分にされてしまうことも多々あります。かといってスマホを持ち、SNSなどのグループに入ると、返信がないなど、既読スルーしたなど、新たな問題を生んでしまうから大変です。
以下に現在どういったいじめが多いのでしょうか。
1.なかよしグループ内での上下関係からいじめに発展したケース
クラスメイトの中で仲の良い男児がなかよしグループとなり、グループ以外の児童と遊ぶことが減りつつありました。
他のグループの児童と遊ぶと元のグループにもどりづらい構図ができていて、グループを外れることが難しくなっている。リーダー格の児童Aがグループ内の他の児童に指図がはじめました。
グループ内の一人をターゲットにして使い走りをさせられたり、遊びから外したりのいじめを始めました。
児童Aにさからうことができず、上限関係ができあがってしまった。
2.ネットで嫌がらせ
他人にホームページを無断で作成され、顔写真を勝手に載せられた上、容姿や性格等を誹謗・中傷する書き込み(キモイ、ウザイ、死ね等)をされたため、クラス全体から無視された。 特定の子どもの悪口や誹謗中傷を不特定多数の携帯電話等にメールで送信する。 または、特定の子どもになりすましてネット上で活動し、その子どもの社会的信用を落としめる行為などを行う。
学校でのいじめに対する3つの可能な解決策
1.保護者や教師自身が、携帯電話やインターネットが有しているメディアとしての特性や各端末の機能・性能に関する基本的な知識を習得し、理解を深めていくことが必要です。
また、保護者や学校は、子どもたちが携帯電話やインターネットをどのように利用しているのかといった、その利用実態について関心を持ち、日頃からその把握に努めることが重要です。
2.携帯電話やインターネットが有しているメディア特性等に関して、保護者・教師がしっかりと学び、理解を深めること。子どもたちの携帯電話やインターネットの利用の実態を十分に把握すること。
3.家庭では、まず、携帯電話の必要性・危険性について子どもとしっかりと話し合い、必要がない限り持たせることがないようにすることが重要です。
ペアレンタルコントロールアプリFamiSafe
上記のような対応をする時に、アプリを導入して子供を定期的に確認することも大切です。
場所だけでなくどういった行動をしているのか不自然な行動がないかも確認するだけで異変に気付いてサポートすることができます。
そこでお勧めしたいのが、「FamiSafe」というアプリです。
こちらのアプリは有料ですが、非常に有効な機能満載です。
- ネットいじめ、アダルトコンテンツ、自殺、うつ病などの予兆に対し、リアルタイムにアラート
- 必要に応じて警告のキーワードを追加可能
- 「学校」や「家」などのジオフェンスを記録することで、お子様がジオフェンスに出入りした際にアラートを送信
- 子供のGPS情報を送信
- お子様がいじめを受けている場合、キーワードを登録することでその文章がメールで受信した際すぐに通知してくれます。 また、GPS機能があれば、ちょっとおかしな行動をしていたらすぐに確認できます。
- さらに怪しい人から声をかけられてなかなか帰ってこない場合もGPS機能で位置を把握できるので安心です。
- ジオフェンス機能はある行動範囲を規定しておきその外に出たときにアラーとしてくれます。よって、通常の行動範囲から出た場合にすぐに把握できます。
上記の機能はあくまで一部です。その他多くの機能が搭載されているうえ、オンライン機能があるので機能も随時アップグレードされるためより強固なシステムになること間違いなしです。 無料期間が3日間と少ないことは残念ですが、長期利用するにはお勧めのアプリです。 是非一度インストールしてみてはいかがでしょうか。
今後も、いじめは複雑化、可視化されにくくなっていきます。それを把握することも難しくなっていきます。よって一度インストールして終わりのシステムよりも常に機能がアップグレードされるアプリを利用することをお勧めいたします。
熊井 桜
編集長